エコキュートの水漏れは放置厳禁!原因・応急処置・修理費用を解説

- すぐに修理が必要な深刻な水漏れなの?
- 水漏れの原因は?水漏れを見つけたらまず何をしたらいいの?
- 修理にはどれくらいの費用がかかるの?
エコキュートの故障の中で一番多いトラブルが「水漏れ」です。
タンクの下に水たまりを見つけて、「これって壊れているの?それとも大丈夫?」と心配になっていませんか?
この記事では、水漏れの正しい見分け方と水漏れのサインから原因、緊急時の対応方法、そして修理にかかる費用までわかりやすく解説していきます。
エコキュートの水漏れトラブルの症状

エコキュートに水漏れが起きているとき、必ずしも目に見える形で現れるとは限りません。
普段の使い方での変化から、水漏れの可能性に気づけることもあります。
次のような症状があったら、水漏れを疑って確認してみましょう。
- お湯が出なくなる
- お湯が出なくなったという表示がすぐ出る
- 配管からの水漏れが目視できる
- タンクのお湯の減りが早くなる
- 使っていないのに水道メーターが回る
- 水道代と電気代が急に高くなる
- 室外機の周りが常に濡れている
お湯が出なくなる
エコキュートはタンクに貯めた熱いお湯と水道水を混ぜることで、使いやすい温度のお湯を作る仕組みになっています。
水漏れが起きていると、この混ぜ合わせのバランスが崩れて、お湯の温度が安定しなくなることがあります。
蛇口をひねって最初に水が出るのは普通ですが、温かくなってから再び冷たくなってしまうようなら要注意です。
配管から水が漏れていると水の割合が多くなりすぎて蛇口から出るお湯の温度が一定しない現象が起きるためです。
スタッフ蛇口をひねった時にお湯から水にもどる場合は、水漏れの可能性が大きいです!
お湯が出なくなったという表示がすぐ出る
エコキュートは一般的に夜の安い電気を使って翌日使う分のお湯をまとめて作り、タンクに貯めておきます。
普通に使っていれば、一日分のお湯は十分にあるはずです。
ところがリモコンに「お湯がなくなりました」というメッセージやエラー表示が何度も出るようになり、いつもと変わらない使い方をしているのにこうした状況が続く場合は水漏れが疑われます。



いつもと変わらない使い方なのにエラーが頻繁に出る場合は一度みてもらった方が安心ですね!
配管からの水漏れが目視できる
エコキュートの配管周辺やタンク本体、室外機の近くに水滴や水たまりができている場合、これは明らかな異常のサインです。
配管は熱いお湯が通ったり、屋外に置かれることで日光の影響を受けたりするため傷みやすい部分となっています。
配管周辺で水漏れを目で見て確認したときは、すぐに専門業者へ修理を頼むべきです。



『まだ大丈夫かな?』と様子見していると被害やコストが増える原因にもなるので、その前にプロに相談しましょう!
タンクのお湯の減りが早くなる
いつもと同じくらいしかお湯を使っていないのにタンク内のお湯が普段より早く減ってしまう場合も、水漏れの可能性があります。
漏れている分だけお湯の使用量が増えてしまうため、予想より早くお湯切れになってしまうのです。



急な「お湯切れ」は冬場は特に困りますよね…。
無駄なお湯の消費と電気代を防ぐためにも、すぐに水漏れを疑ってみましょう!
使ってないのに水道メーターが回る
家中の蛇口を閉めて誰も水を使っていない状態で水道メーターを見たときに、メーターが動いているようであれば、どこかで水が漏れている証拠となります。
エコキュートが原因で水漏れが起きている可能性があります。
水道の元栓近くにある栓を閉じて水漏れが止まれば、エコキュート以外の場所での水漏れの可能性も考える必要があります。



メーターが動いているのを見たら、まずは焦らずに元栓でチェックしてみましょう!
水道代と電気代が急に高くなる
生活パターンに特に変化がないのに水道代や電気代の請求額が突然高くなったという場合、エコキュートの水漏れが原因かもしれません。
水漏れが続いている状態では漏れている水の分だけ無駄な水道使用量が発生し、水道代が上がります。
さらに、水漏れによってお湯が減るスピードが速まると、いつもよりも頻繁にお湯を沸かす運転が行われることになり電気代の増加にもつながります。



放っておくと損!今すぐ水漏れを確認して、ダブルでかかるムダな出費を止めましょう。
室外機の周りが常に濡れている
室外機や周辺の配管から水が漏れている場合、室外機周辺の地面や壁が濡れた状態になっていることがあります。
ただし気温や天気によって一時的に水滴がつく可能性もあります。
もし天気や気温に関係なく、室外機の下がいつも濡れているようなら注意が必要です。
内部の配管からの水漏れである可能性が高く、室外機の中には電気部品が入っているため、重大な故障を引き起こす危険性があります。



単なる結露か水漏れか、濡れっぱなしなら電気部品の故障は高くつくので早めに見てもらいましょう。
エコキュートが水漏れする主な原因6選


エコキュートで水漏れが起きる原因はいくつかあります。
原因を正しく知ることで、より適切な対応ができるようになります。
- 経年劣化
- メンテナンス不足
- 長期間未使用
- 配管などの詰まり
- 凍結による配管の損傷
- エコキュートの設置場所の移動
経年劣化
使い方や設置場所によって違いはありますが、エコキュートの一般的な寿命は10年〜15年程度と言われています。
設置してから10年を超えると内部の部品や配管の傷みが進み、水漏れが起こるリスクが高まってきます。
配管は屋外にあることで太陽の光や雨風の影響を受け続け、少しずつひびが入ったり、つなぎ目が緩んだりすることで水漏れにつながります。
また内部で使われているゴム製のパッキンも長く使うことで弾力がなくなって固くなり、ひび割れや壊れることで水漏れの原因となります。



パッキンや配管は消耗品です。
設置から10年を過ぎたらプロによる点検をおすすめします!
メンテナンス不足
エコキュートは定期的な点検やお手入れを怠ると水漏れのリスクが高まります。
配管からの水漏れの多くは年数による傷みが原因ですが、定期的にメンテナンスをしていれば傷みのサインを早く見つけやすく、水漏れを事前に防ぐことが期待できます。
またタンクの内部には使っているうちに汚れが溜まっていく傾向があり、これが配管の詰まりや傷みを招く原因になります。
タンクの定期的な水抜き作業を行うことで汚れも外に出すことができ、水漏れの発生する確率を下げることができます。



定期的な点検で小さなサインを見つけ、大きなトラブルを回避しましょう!
長期間未使用
旅行や単身赴任などでエコキュートを長い間使わない状態が続いた後、久しぶりに運転を再開したときに水漏れが起きることがあります。
長い間止めていたエコキュートを動かすと、室外機が内部の水の量を調整するために圧力を下げる動作を行い、この水量調整の過程で水抜き栓から水が出てくることがあります。
水抜き栓からの水漏れであれば、通常は問題ありません。
ただし本体や配管から水が漏れている場合や水漏れが止まらない、お湯が作られないといった症状が見られる場合はメーカーや専門業者に相談が必要です。
長く留守にする前にはタンクの水抜き作業を行っておくことが水漏れ予防に効果的です。



長く留守にする前にはタンクの水抜き作業を行っておくことが水漏れ予防に効果的ですね!
配管などの詰まり
定期的な点検や掃除を行わずにいると異物が詰まることで水漏れが起きることもあります。
配管やフィルター部分の詰まりは水の流れを邪魔して圧力が上がる原因となるため、水圧が下がったり水漏れといった問題を引き起こします。
日頃からエコキュートの点検や掃除といったお手入れを行うことで、水漏れなどの異常を早い段階で見つけることができます。



日頃から点検や掃除といったお手入れを行うことで水漏れなどの異常を早い段階で見つけることができますね!
凍結による配管の損傷
寒い地域や冬に気温が氷点下まで下がる地域では配管の中に残った水が凍ってしまうことがあります。
配管が凍ると水が膨らんで配管を破裂させる可能性があり、これが水漏れの原因となります。
翌朝の気温が氷点下になる予報が出ているときは、エコキュートの説明書に従って凍結を防ぐ対策をすることが大切です。
リモコンでお湯の温度を「水」または可能な限り低い温度に設定し、蛇口を少しだけ開けて水を流し続けることで凍結を防ぐことができます。
また、事前に配管に保温材や日光から守るテープを巻き付けておくことも凍結予防として効果的な方法です。



事前に配管に保温材や日光から守るテープを巻き付けておくことも凍結予防として効果的な方法です!
エコキュートの設置場所の移動
エコキュートを別の場所へ移す際は、配管のつなぎ直しや電気配線のつなぎ直しを正確に行う必要があります。
自分でエコキュートを移動させた場合、つなぎ目に隙間ができたりホースが外れてしまうことがあり、そこから水漏れが起きる可能性があります。
設置場所の移動を自分で行うと配管のつなぎ方が悪かったり電気配線を間違えてつないだりすることがあり、水漏れや故障の原因になるためエコキュートの移動作業は必ず専門業者に頼み、安全で確実に作業してもらうようにしましょう。



自分でやって故障する方が高くつくので、プロに任せて安全な設置を選びましょう!
エコキュートの水漏れを止める方法


エコキュートで水漏れを見つけた際はまず応急的な処置をして、その後すぐに専門業者へ連絡することが大切です。
- 水漏れへの応急処置
- 専門業者への連絡
- 自分で修理するのはNG
水漏れへの応急処置
水漏れを見つけたら被害が広がらないよう、まずは以下の応急処置をしましょう。
- 電源を止める
- 止水栓を閉める
- 水道の元栓を閉める(最終手段)
- 水漏れ箇所を特定する
1. 電源を止める
水漏れが起きている場所によっては内部の電気部品やケーブルに水が触れてしまい、感電を引き起こす恐れがあります。
最初にエコキュートの電源を切ってから次の手順に進みましょう。
リモコンで電源を切った上でタンクに付いている本体用のブレーカーを落とせば電源が止まります。
タンクの真ん中から下のあたりにあるカバーを開けると漏電遮断器がありますので、これを切ることでエコキュートの電源を完全に止めることができます。
2. 止水栓を閉める
止水栓はエコキュートへお湯を送り出すための栓で、止水栓を閉じれば給湯器への水の流れが止まるため水漏れを一時的に止めることができます。
電源を切った後は、タンクの下の方に付いている止水栓を閉じます。
この止水栓を閉じることで水道管からの水の供給が止まるため、漏れる水の被害を防げる場合があります。
止水栓がどこにあるか分からない場合は説明書を確認するか、各メーカーのお客様窓口に電話すれば電話で操作方法を教えてもらえます。
3. 水道の元栓を閉める(最終手段)
止水栓の場所が分からないときや、止水栓を閉じても水漏れが止まらない場合は水道メーター付近にある水道の元栓を閉じる方法もあります。
ただし、水道の元栓を閉めると家中の水が止まります。
トイレはもちろん洗濯機などの使用もできなくなるため最後の手段と考えてください。
4. 水漏れ箇所を特定する
修理業者に頼む際、どこから水が漏れているかを伝えることでスムーズな対応が期待できます。
できれば水漏れしている場所を確認し、スマートフォンなどで写真を撮っておくと良いでしょう。



水漏れで慌てても感電を防ぐ「電源オフ」が最優先です。
応急処置ができたらすぐに写真を撮って修理業者へ連絡しましょう!
専門業者への連絡
応急処置を終えたら、すぐに専門業者へ連絡しましょう。
水漏れはきちんとした修理作業が必要になるため、メーカーやエコキュートを買ったお店に修理を頼みます。
メーカーに修理を頼む場合は、各メーカーの公式ホームページから連絡先を確認できます。
時期や時間帯によっては電話が混んでつながりにくいことがあるため、インターネットから申し込むとスムーズです。
修理を頼む際は、以下の情報を伝えるとスムーズな対応が期待できます。
- エコキュートのメーカー名と型番
- 買った時期または使用年数
- 水漏れの症状と起きている場所
- リモコンに出ているエラーコード(出ている場合)



あらかじめ情報をまとめて伝えることでスムーズな修理につながります!
自分で修理するのはNG
エコキュートの水漏れを自分で修理することは、基本的におすすめできません。
以下の理由から、必ず専門業者に頼むようにしましょう。
- 資格が必要
- やけどや感電のリスク
- 保証対象外になる
- かえって状況を悪化させる可能性
- 資格が必要
-
エコキュートの工事には資格が必要になることがあり、資格が必要な作業を資格なしで行うと法律違反として罰を受ける可能性があります。
特に電気工事士法により、電気工事は資格を持った人でなければできません。
違反した場合は、一年以下の懲役または30万円以下の罰金が科される可能性があります。
- やけどや感電のリスク
-
室外機とタンクをつなぐ配管には約90度の熱いお湯が流れています。
この部分で水漏れが起きているとき、作業中にやけどをする危険性があります。
またエコキュートは電気を使う設備であるため、修理作業中に感電する危険性もあります。
- 保証対象外になる
-
自分で修理したことが原因で起こる故障や不具合は、基本的にメーカー保証の対象外となります。
例えばダイキンでは、「取り付け工事が原因の故障、または取り付け工事が原因で本体以外に起きた故障や損害」を保証対象外としています。
- かえって状況を悪化させる可能性
-
エコキュートに詳しくない一般の方が自分で修理しようとすると、かえって状況を悪くしてしまうケースがあります。
例えば、配管の凍結を自分で何とかしようと熱湯をかけてしまい、配管を傷めて壊してしまうケースや修理に失敗して水が噴き出すなどの被害が広がる可能性もあります。
他の部品まで壊してしまい、余計な出費が増えるリスクもあります。
納豆などの食品を使った方法はNG
インターネットでは配管の水漏れに納豆をかけるといった方法が紹介されていることがありますが、これは絶対にしないでください。
納豆のネバネバで一時的に水漏れが止まったように見えても根本的な解決には全くならず、むしろ配管を詰まらせる原因になります。
また衛生面でも問題があり、給湯器の故障を悪くする可能性が非常に高いです。



安易なDIYは「罰則」「やけど・感電」「保証対象外」のリスクだらけなので、修理はプロに任せるのが一番安全です!
水漏れした際の修理費用の目安は?


エコキュートの水漏れ修理にかかる費用は、水漏れが起きている場所や交換が必要な部品によって大きく変わります。
ここでは一般的な修理費用の目安をご紹介します。
| 故障内容 | 修理費用の目安 |
|---|---|
| 部分的な修理・交換 | 15,000円〜50,000円程度 |
| ヒートポンプユニットの修理 | 80,000円〜220,000円程度 |
| 貯湯タンクの修理 | 300,000円前後程度 |
- 部分的な修理・交換
-
エコキュートの水漏れ修理にかかる費用の相場は、1万5,000円から5万円程度が目安となります。
軽い修理であれば1万5,000円から2万円程度、部品の交換が必要になる場合は3万円から5万円程度です。
つなぎ目がずれているだけで外れた部分を直すだけの修理や、パッキンや混合弁といった部品の傷みが原因だった場合は部品交換や修理だけで2万円から3万円程度で済むケースもあります。
- ヒートポンプユニットの修理
-
ヒートポンプユニット(室外機)の修理が必要になった場合、費用が高額になりやすい傾向があります。
ヒートポンプユニットの場合、費用が10万円を超えることもよくあります。
部分的な修理で8万円から22万円程度、本体交換となると30万円から60万円程度が目安となります。
- 貯湯タンクの修理
-
お湯を貯めるタンクの修理も高額になりやすく、30万円前後が目安となります。
タンク本体に問題がある場合は、修理よりも新しいものに交換した方が良いケースも多いです。
- メーカー別の修理費用
-
メーカーによっても修理費用には差があります。
パナソニック製エコキュートの修理費用の相場は15,000円から75,000円程度で、例えばお湯の出が悪くなって混合弁の交換が必要になった際には25,000円から35,000円程度が修理費用の相場になります。
修理か交換かの判断
エコキュートを10年以上使っている場合や修理費用が高くなる場合は、新しいエコキュートへの交換を考えた方が良いケースがあります。
エコキュートの寿命は一般的に12年から13年程度と言われています。
10年以上使っている場合は部品の傷みが進んでいる可能性が高く、修理してもまた別の場所が壊れるリスクがあります。
保証の活用
エコキュートには保証期間が付いています。
保証期間内であれば、部品交換を無料で対応してもらえることもあります。
症状が軽いうちに対処しておけば、大きなトラブルにつながるリスクも低くなります。



少しでもおかしいと感じたら、保証を活用して早めに対処しておきましょう。
一般的なメーカー保証期間は1年から2年ですが、有料サービスで保証期間を延ばすと最大で10年間までメーカー保証が使えます。
ただし有料の延長保証は購入から一定期間が経つと入れなくなるので注意が必要です。
まとめ
要点をまとめます。
- まず「正常な水滴」か「異常な水漏れ」か見極める。
- 故障時は速やかに応急処置を行い、メーカーや業者へ連絡する。
- 使用年数が10年を超える場合は修理だけでなく、本体の交換・買い替えも視野に入れる。
エコキュートの水漏れを発見したら、まずは正常な水滴か異常かを見極めることが大切です。
対処が必要な場合は二次被害を防ぐため速やかに応急処置を行い、メーカーや設置業者に連絡して適切な修理や指示を受けるようにしましょう。
修理費用や故障箇所によりますが、使用年数が長い場合は本体の交換・買い替えも賢明な選択肢です。
いずれにしても、早期に正しく対応することがエコキュートを安全に長く使い続けるための鍵となります。
この記事の情報が、あなたの迅速な判断と対処の一助となれば幸いです。




